全国大会レポート：「第20回 JNB新事業創出全国フォーラムin新潟」

昨日、新潟で「第20回 JNB新事業創出全国フォーラムin新潟」が盛大に開催されました。全国から約700名の参加者が集い、私はスタッフとしてお手伝いさせていただきました。

このフォーラムは、地域活性化と新たな事業創出の推進を目的とし、中小企業経営者や起業予定者に向けた新たなビジネスの可能性を発信しています。

オイシックス・ラ・大地株式会社髙島社長の講演

今回のフォーラムの見どころの一つは、オイシックス・ラ・大地株式会社の髙島宏平社長による貴重な講演でした。同社は、日本国内で有機野菜や無添加食品の販売に取り組む企業で、2023年には新潟アルビレックス・ベースボール・クラブとの資本提携、2024年にはシダックスの子会社化といった積極的な事業展開を行っています。髙島社長は、「食の社会課題をビジネスの手法で解決する」という理念のもと、持続可能な社会の実現に向けて邁進する企業の取り組みを熱く語られました。

特に注目されたのが、同社の食品廃棄率を0.2％に抑え、さらにゼロを目指す取り組みです。契約栽培による作りすぎの防止や、ミールキット「Kit Oisix」による家庭での廃棄削減が、フードロス問題の解決に向けた具体的な手段として紹介されました。また、気候変動リスクへの対応として、2026年までにカーボンニュートラルを目指す「グリーンシフト施策」も進行中です。

懇親会での新潟の魅力

フォーラム終了後には懇親会が開催され、新潟の地元の味を楽しむことができました。日本酒利き酒コーナーには左右各ブースに60種類以上の銘酒が並び、参加者は日本の美酒を堪能しました。

また、新潟名物の「バスセンターのカレー」、地元の握り寿司、そして「雪室コーナー」ではローストビーフやあん肝、コーヒーやアイスなどの品々が振る舞われました。会の締めくくりには、長岡花火が壁面と天井に投影され、新潟らしい演出で心温まるひとときとなりました。

「第20回 JNB新事業創出全国フォーラムin新潟」は、中小企業に新たな可能性と挑戦への意欲を喚起する素晴らしい機会となりました。髙島社長の講演から学んだ食の社会課題に取り組む姿勢は、私たちの生活や企業のあり方を見直すきっかけとなり、また、懇親会での新潟のもてなしは、地域の魅力を改めて感じることができました。